ジャーナリングで自動思考を炙り出そう。

自動思考とは、特定の状況や出来事に直面した時に、瞬時に頭に浮かぶ考えやイメージのことだ。これらの思考は、自分で意識的に考えようとしなくても自然に発生し、多くの場合、過去の経験や個人的な信念、感情に基づいている。

「特定の状況や出来事に直面した時」と書いたが、特に何もしていない時でも無意識的、意図的でなく自然に浮かんでくる思考も自動思考に含まれる。ジャーナリングで書き出す思考には自動思考が含まれ得る。ジャーナリングによって自動思考が明らかになるということだ。自動思考から思考パターンや思考の癖が明らかになり得る。自分の思考パターンや思考の癖に気づくことが出来れば、それだけでその思考が弱まる可能性がある。

認知行動療法では、自動思考を明らかにし、その自動思考に検討を加え、現実に適応的な思考、適応的思考を考える作業を行う。思考の癖をスキーマと呼び、自動思考が浮かんでくる根っこにある思い込みを絶対的信念と言う。

ジャーナリングによって自動思考、思考の癖、絶対的信念が明らかになり、思考の癖や思い込みが弱まることはある。無意識の意識化、自分の内面に対する気づきを得て、自己理解を深める。

ジャーナリングが書く瞑想と言われるのも頷けますね！